集水井から施工中の大口径集水ボ―リング工
(新潟県糸魚川市大所木地屋地区)
地すべり発生の原因となる地下水が特定の箇所に多量に賦存する場合、従来の集水ボーリングでは口径が小さいので捌けきれないことがあります。このため、都市域で水道やガス管などを敷設するために開発された、 大口径掘進掘削工法が用いられるようになってきました。これは、掘削と同時に口径300〜600mmの集・排水管を打設する工法で、孔曲がりの修正が可能なため一定以上の施工精度が確保できるとともに、 多量の地下水を集め排除することが可能となります。