本研究分野で求めている学生像
災害メカニズム(からくり)の解明や予測・軽減に繋がる水や地盤の変動に関する野外観測(野外調査を含む)に興味のある人
室内での実験(崩壊実験・風洞実験)や水・土の物理・化学分析に興味のある人
土砂災害(斜面 崩壊・地すべり等)の発生過程を定量的に理解したり、斜面の水環境に関する問題を科学的に解明したい人
得られた科学的根拠に基づいて、土砂災害・環境災害の軽減対策を検討・提示したい人
傾斜地保全研究分野では学生を募集しています。詳しくは
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からお入りください。
はじめに
傾斜地の保全には、水圏・地圏・気圏及び生物圏を含め、相互に作用する地球表面に関する理解が必要です。例えば、豪雨や融雪による洪水、地すべり、表層および深層崩壊、土石流、地表面浸食、さらに化学物質の移動などは下流域への影響も含めて検討しなければなりません。つまり、傾斜地で発生する物質移動は、その発生域ばかりではなく、流域全体での影響を理解するというセンスが重要です。
傾斜地保全研究分野は、地形あるいは様々な物質と水文学的なプロセスの相互作用、あるいは、表層および深層の水の流れと地形変化プロセスの時間的・空間的な相互作用を扱う分野です。当研究室では、傾斜地におけるこのような研究課題について、様々な学問分野と連携・融合することで、基礎的研究とともに問題解決型の応用研究を進めています。
具体的には、災害地の調査や現地観測などの結果をもとに,模型実験や数値実験、地形データ解析などを行い、水文過程と地形変化過程の相互作用が引き起こす崩壊や地すべり,土壌浸食などの土砂移動現象の発生メカニズムを明らかにしようとしています。一方,災害を事前に予知・予測するとともに、被害を軽減するための研究にも取り組んでいます。
→詳しくは
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News
& Topics
2022年5月16日
和歌山県田辺市上秋津地すべり地で巡検を行いました。
2019年7月22~24日
鹿児島県トカラ列島中之島で巡検を行いました。
地すべりによって隆起した末端の珊瑚礁
鹿児島地域振興局の井出さん、立野さんにご案内いただきました。
「トカラ富士」の愛称で親しまれている御岳頂上(979m)
2019年3月2~5日
新潟県上越市安塚区で積雪調査を行いました。
雨の中でのトレンチ掘削
夜の12時近くまで続いたナイトゼミ
2018年8月24~25日
新潟県上越・糸魚川地方で巡検を実施しました。
日本で最初に建設された集水井
(柏崎市栃ヶ原地区:キタックの伊藤さんにご案内いただきました)
十日町市松之山中尾地区:新研基礎コンサルタントの坂井さんにご案内いただきました
明治時代に掘られた廻水路トンネル
2018年8月17日
大澤君の論文がHydrological Processesに掲載されました。
Osawa H, Matsushi Y, Matsuura S, Okamoto T, Shibasaki T, Hirashima H. (2018): Seasonal transition of hydrological processes in a slow‐moving landslide in a snowy region, Hydrological Processes, 32, 2695?2707. DOI: 10.1002/hyp.13212
2018年4月11日
研究室紹介ページ
に、お花見写真をアップしました。
2017年9月19日~21日
南アルプス南東部~富士山にて巡検を行いました。
2017年6月19日~21日
降雨崩壊実験を行いました。
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傾斜地保全研究分野
〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄
TEL 0774-38-4117
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