傾斜地保全研究分野 Slope Conservation Section, Research groupe of geohazards.
「 2012年度の活動記録 」        
2013年3月3〜7日
(独)森林総研・(独)防災科研・日本大学と共同で、新潟県上越市の中山間地帯で現地透水試験および積雪調査を実施しました。        
2013年1月2日
寺嶋准教授の論文がJournal of Hydrologyに掲載されました。
2012年11月26日
地すべり地に観測機材の設置を行いました。

西井川地すべり地(徳島県三好市)で地盤調査と自然電位観測機器の設置を行いました。千葉大学との共同研究です(電磁気学的手法による斜面崩壊のリアルタイム監視・早期警戒システムの構築)。
 
パーカッション式ボーリング
 上から衝撃を加えて、地中にサンプリング管を打ち込みます。当日は深度7mまで掘削しました。
 
ボーリングコア
 深度3mまでのコアです。深度2.5m付近(矢印)で不連続面が見られます。この不連続面は、電気探査で見られた比抵抗が小さな部分と一致しています。
 
電極の設置
 自然電位観測用の電極(塩ビパイプの部分)を設置しているところです   。木製の杭は、ケーブルの配線のために使います。

2012年11月21日
降雨崩壊実験を行いました。

斜面崩壊に関する水文動態と自然電位変動との因果関係を解明するための、室内降雨崩壊実験を行いました(於・森林総合研究所)

@土層の作成

A土層の作成
今回は、下部30cmを密詰め、上部40cmを緩詰めの二層構造で行います。透水係数には3〜4倍程度の違いが生じます。 土層(桜川砂)を上部斜面に詰めているところです。土層は10〜15cmずつ踏み固めて作成します。その都度サンプリングして、土質試験をします。

Bできあがった実験土層

C計測機器の設置
長さ9m、高さ4m、幅1mです。降雨時の土層の変位は、側面に10cm間隔で埋めたマーカーで追跡します。 間隙水圧計(10、40、70cm深)、体積含水率計(10、40、70cm深)、電極(20、50cm深)を、斜面全体に等間隔で設置しているところです。

D降雨

E崩壊発生
前日に40mmのの事前降雨を与えますが、実験当日の降雨強度は80mm/hです。 降雨開始後70分(総降雨量93.3mm)で崩壊が発生しました。二層構造は、一層構造に比べ崩壊現象が派手に感じます。

2012年7月26〜29日
学生実習で高知県、徳島県の地すべり地の巡検を行いました。
2012年6月18〜22日
(独)防災科研と共同で、模型斜面を用いた融雪実験を行いました。
2012年5月20日
JpGUで研究成果を発表しました。
2012年4月 1日
サイトをリニューアルしました。

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地盤災害研究部門 
傾斜地保全研究分野

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